デジタル大辞泉
「もて付く」の意味・読み・例文・類語
もて‐つ・く【もて付く】
[動カ下二]
1 身に備える。
「わが―・けたるをつつみなく言ひたるは」〈枕・一九五〉
2 気にかけてとりつくろう。装う。
「装束、有様よりはじめて、目やすく―・けて」〈源・初音〉
3 欠けているところを心にかけて身につける。
「君も少したをやぎ給へる気色、―・け給へり」〈源・末摘花〉
4 相手にする。
「かつてちかづきならぬよしを家来にいはせて―・けぬしわざ」〈浮・国花諸士鑑・二二〉
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