やっこらさ(読み)ヤッコラサ

デジタル大辞泉 「やっこらさ」の意味・読み・例文・類語

やっこら‐さ

[感]力を入れるときや、骨が折れることをするときのかけ声。「そら引け、やっこらさ、えんやらさ」
[副]力を入れて物事を行うさま。また、大儀そうに物事を行うさま。「やっこらさ階段をのぼる」

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精選版 日本国語大辞典 「やっこらさ」の意味・読み・例文・類語

やっこら‐さ

  1. [ 1 ] 〘 感動詞 〙 力を入れる時、または、大儀なことをしようとする時発する掛け声。踊り、歌謡などの相の手にもいう。やっこら。
    1. [初出の実例]「山の手のやっこらさと申事はやり申候」(出典:仮名草子・ぬれぼとけ(1671)中)
    2. 「六十の坂を越るぞやっこらさ」(出典:俳諧・七番日記‐文化一〇年(1813)閏一一月)
  2. [ 2 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある ) 力を振り絞ったり、大儀そうに事を行なうさまを表わす語。やっこら。
    1. [初出の実例]「急げ祭へ やっこらさと急げ」(出典:童謡・葱坊主(1923)〈島木赤彦〉)

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