らま(読み)ラマ

デジタル大辞泉 「らま」の意味・読み・例文・類語

ら‐ま

[接尾]上代語名詞に付いて、そのものであることを強く指定する意を表す。「やっこらま」「まほらま
天皇すめら大命―と親王等みことたち又汝王いましおほきみたち」〈続紀宣命聖武

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精選版 日本国語大辞典 「らま」の意味・読み・例文・類語

ら‐ま

  1. 〘 接尾語 〙 ( 接尾語「ら」に、さらに接尾語「ま」の付いたもの ) 名詞に添えて、そのものであることを強く指定する意を表わす。「大命(おおみこと)らま」「奴(やつこ)らま」「まほらま」などの形で、「大命そのもの」、のように意味を強める。
    1. [初出の実例]「現つ御神と大八嶋国知(しろ)しめす天皇(すめら)が大命良麻止(おほみことラマと)詔ふ大命を」(出典:続日本紀‐文武元年(697)八月一七日・宣命)

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