ろうず(読み)ロウズ

デジタル大辞泉 「ろうず」の意味・読み・例文・類語

ろうず

《「ろず(蘆頭)」の音変化か》できそこないや、傷・よごれのため、売り物にならないもの。転じて、役に立たない人。
品物の―も出るから儲かるほどに金は残らんがね」〈魯庵社会百面相

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ろうず」の意味・読み・例文・類語

ろう‐ず ‥ヅ

〘名〙 (「ろず(蘆頭)」の変化した語か) 傷がつくなどして売物とならない商品。保管中に生ずる商品の損害。転じて、役に立たない者などをいう。ろうずもの。
※雑俳・柳多留‐二(1767)「虫うりのむごったらしいらうずが出」

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