わさび

事典 日本の地域ブランド・名産品 「わさび」の解説

わさび[根菜・土物類]

東海地方静岡県地域ブランド
慶長年間(1596年〜1615年)、静岡市有東木でわさび栽培が始まったという。その後、静岡県内の各地域へと広まっていった。富士山・天城山・南アルプスと全国屈指の豊かな自然に囲まれ、清らかな水で栽培されるわさびは、高級食材として活用されている。現在、静岡県は全国有数のわさび産地。

わさび[根菜・土物類]

中国地方山口県の地域ブランド。
主に岩国市周南市生産されている。明治時代から本格的に生産が始まり、現在では全国有数のわさび生産量を誇るまでになった。特に、岩国市錦町がわさび産地として名高く、同地には平家落人がわさびをすって、鹿肉に添えて食したという伝説もある。畑わさびが中心だが、水わさびも好評

わさび[根菜・土物類]

北陸甲信越地方、長野県の地域ブランド。
主に安曇野市で生産されている。安曇野市は、わさび生産量全国トップクラス。わさび栽培には欠かせない清涼で豊富な湧水に恵まれている。生わさびとしてはもちろん、わさび漬けなどの加工品も多く販売されている。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

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