アインシュタイン(Alfred Einstein)(読み)あいんしゅたいん(英語表記)Alfred Einstein

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

アインシュタイン(Alfred Einstein)
あいんしゅたいん
Alfred Einstein
(1880―1962)

ドイツ生まれの音楽学者。物理学者アルバート・アインシュタイン従兄弟(いとこ)。ミュンヘンに生まれ、同地の大学でザントベルガーに師事。17世紀のビオラ・ダ・ガンバのドイツ語文献に関する論文学位をとり、『音楽学雑誌』の初代主幹(1918~1933)を務めるかたわら、音楽批評家としても活躍したが、1939年にはアメリカに移住。1945年にアメリカ市民権を得た。主著に『モーツァルト、その人と作品』(1945)、『イタリアマドリガル』(1949)などがあり、モーツァルトの研究成果は『ケッヘル作品目録第三版』(1937、増補1947)に示されている。

[細川周平]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android