アキニレ(秋楡)(読み)アキニレ(英語表記)Ulmus parvifolia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アキニレ(秋楡)」の意味・わかりやすい解説

アキニレ(秋楡)
アキニレ
Ulmus parvifolia

ニレ科の落葉高木で,東アジア暖温帯に生じ,日本では本州中部以西の暖地にみられる。高さ5~10mほどでよく分枝し,長さ2~5cmの小型の倒卵形をした葉を互生する。ニレ科の特徴として葉の左右は対称形でなく,ゆがんでいる。花は葉腋から束状につき,秋,9月頃に咲く。東日本に生じるハルニレが大型の葉をもち,花が春に咲くのと対照的である。 (→ニレ〈楡〉 )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android