アキノタムラソウ(秋の田村草)(読み)アキノタムラソウ(英語表記)Salvia japonica

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

アキノタムラソウ(秋の田村草)
アキノタムラソウ
Salvia japonica

シソ科多年草。北海道を除く日本各地の丘陵地や低山の林床に普通にみられる。高さ 20~80cmと生育環境によりさまざまであるが,茎は角張ってほとんど毛がない。葉は普通羽状に深く裂けて複葉のようにみえる。花は夏から晩秋まで咲き,淡青色の長さ 1cmあまりの唇形花で,花筒の奥のほうに毛が輪のように密生している。近縁種に小型のハルノタムラソウ S. ranzaniana,花が赤紫色のナツノタムラソウ S. lutescensがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android