アゴヒゲトカゲ(英語表記)Amphibolurus barbatus; bearded lizard; Jew lizard

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アゴヒゲトカゲ」の意味・わかりやすい解説

アゴヒゲトカゲ
Amphibolurus barbatus; bearded lizard; Jew lizard

トカゲ目アガマ科。全長 50cmぐらいで,その半分以上を尾が占める。体色には変異が多く,背面地色灰色から赤褐色,褐色,黒褐色などさまざまで,多くは中央両側に縦に並んだ淡色紋をもつ。頭頂部から口角のうしろへかけてと,咽喉部,体側部などの鱗が棘状になり,顎ひげをもつように見えるのでこの名がある。半樹上性で,小動物のほかに植物の花や若芽も食べる。北部を除くオーストラリアの東半分に分布する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のアゴヒゲトカゲの言及

【エリマキトカゲ】より

…かなり長距離も走り,安全な樹上に逃げ延びる。オーストラリアにはエリマキトカゲと同じように,下あごの飾袋を扇のように広げて威嚇するアゴヒゲトカゲ類Amphibolurus(全長20~60cm)が生息している。【松井 孝爾】。…

※「アゴヒゲトカゲ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android