アシルカルニチン

世界大百科事典(旧版)内のアシルカルニチンの言及

【カルニチン】より

…すなわち,カルニチンは脂肪酸がミトコンドリア膜内へ入る反応を仲介する分子として働いている。細胞質中の遊離脂肪酸はATPにより活性化され脂肪酸CoAになり,次にミトコンドリア内膜に存在するカルニチン‐アシルトランスフェラーゼと呼ばれる酵素によってその脂肪酸部分はカルニチンへと転移され,アシルカルニチンを生じる。アシルカルニチンはミトコンドリア内膜を透過することができ,内部で再び脂肪鎖をCoAに渡し脂肪酸CoAとなりβ‐酸化をうける。…

※「アシルカルニチン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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