アジア太平洋地域における高等教育の資格の認定に関する地域条約(読み)アジアたいへいようちいきにおけるこうとうきょういくのしかくのにんていにかんするちいきじょうやく

大学事典 の解説

アジア太平洋地域における高等教育の資格の認定に関する地域条約
アジアたいへいようちいきにおけるこうとうきょういくのしかくのにんていにかんするちいきじょうやく

1983年にユネスコ主導で締結された「アジア太平洋地域における高等教育学業,卒業証明,及び学位の資格認定に関する地域条約(仮訳)」の改訂版。2011年11月26日にユネスコが東京で開催した会議で,アジア諸国を中心に全世界からの26ヵ国の賛同を得て採択された。旧条約はアジア太平洋地域の全国家が連携・協力し,高等教育における相互の学位や資格,取得単位等をできるだけ積極的に認定し合うことをうたっている。今回の改訂ではさらに,①各締約国はそれぞれの高等教育制度に関する情報提供のため,「国内情報センター」を設立する,②締約国間を学生が留学し帰国する場合,締約国は迅速に資格審査を行い,実質的な相違がみられない限り,他の締約国において授与された学位や資格,取得単位等を認定する,③締約国は資格審査,認定手続き,基準について透明性,一貫性,公平性等を確保することを約定した。
著者: 堀田泰司

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

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