アステロキシロン(英語表記)Asteroxylon

改訂新版 世界大百科事典 「アステロキシロン」の意味・わかりやすい解説

アステロキシロン
Asteroxylon

約3億7000万年前のデボン紀イギリス,ライニー・チャート層からライニアなどとともに産出する古生ヒカゲノカズラ目の植物化石現生ヒカゲノカズラに似た外形を示し,茎には放射中心柱をもつ。葉は維管束をもたないので真の葉とはいえない。以前はライニアなどとともに古生マツバラン類とされていたが,現在では古生ヒカゲノカズラ類とされている。
執筆者:


出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アステロキシロン」の意味・わかりやすい解説

アステロキシロン
Asteroxylon

シダ植物古生マツバラン綱に属するデボン紀の植物。地下茎は径1~5mmで,茎には気孔を有し,径 1mmないし 5cmに及び,針状鱗片を有する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android