アセアン大学ネットワーク(読み)アセアンだいがくネットワーク

大学事典 の解説

アセアン大学ネットワーク
アセアンだいがくネットワーク

1995年にアセアン10ヵ国の高等教育担当大臣により設立されたアセアン諸国を代表する大学間のネットワーク。設立当時は13大学(7ヵ国)の参加であったが,2013年には30大学(10ヵ国)が参加している。学生と教員の交流,共同研究,情報共有,そしてアセアン研究の促進を四つの柱として多岐にわたる教育・研究交流事業を展開し,参加大学間の相互理解を深めている。アセアン諸国域内では学生や大学代表の参加による各種フォーラム・国際会議等の開催,学生交流事業,共同研究,そしてアセアン単位互換制度(ACTS)運用と質保証のための研修等を実施している。また域外政府,高等教育機関,国際組織等とも積極的に連携し,たとえばアセアン諸国と日本,中国,韓国の大学が連携した「ASEAN+3大学ネットワーク」による各種事業をはじめ,欧米諸国とも高等教育分野におけるさまざまな活動を手掛けている。
著者: 堀田泰司

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

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