アッシュール〈カラットシェルカット〉

世界遺産詳解 の解説

アッシュール〈カラットシェルカット〉【アッシュール〈カラットシェルカット〉】

2003年に登録されたイラクの世界遺産(文化遺産)で、チグリス川西岸のカルア・シルカに位置する。アッシリア帝国の最初首都で、ギリシア時代から紀元後1~2世紀のパルティア時代まで3000年にわたって繁栄した。調度品などの遺跡が発掘され、楔形文字の文書史料では38の神殿があったとされるが、その大部分はまだ発掘されていない。人類の歴史上、重要な時代を例証するものとして世界遺産に登録されたが、大型ダムの建設計画による水没危機などが理由で、同年、危機遺産リストにも登録された。◇英名はAshur (Qal'at Sherqat)

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android