日本大百科全書(ニッポニカ) 「アッタロス(2世)」の意味・わかりやすい解説 アッタロス(2世)あったろすAttalos Ⅱ(前220―前138) ペルガモンの王(在位前160~前159)。アッタロス1世の次男。フィラデルフォスと称される。兄エウメネス2世の在位中から、軍人、外交官として頭角を現した。ローマ軍に従い、ガラテアやギリシアを転戦。即位後も親ローマ政策をとり、セレウコス朝の内紛に介入した。東方の隣国ビテニアの好戦的な王プルシアス2世とも戦った。文学、美術の保護者としても名を残した。[小川英雄] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例