アトラス(神話)(読み)アトラス

百科事典マイペディア 「アトラス(神話)」の意味・わかりやすい解説

アトラス(神話)【アトラス】

ギリシア神話でティタン神族の一人。怪力持主プレイアデスヘスペロスはその子。オリンポス神族との戦い(ティタノマキア)に敗れ,罰として西方ヘロドトスによればアトラス山脈)で天空をささえる。ヘラクレスにこの仕事を転嫁しようとするが果たさず,のちペルセウスのため石と化す。なお,16世紀にメルカトルが地図書の装飾アトラスの絵を用いてから〈アトラス〉が地図帳の意となった。また,女性像柱(カリアティード)に対する男性像柱をアトランテスatlantes(アトラスの複数形)と称する。
→関連項目エレクトラ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android