デジタル大辞泉
「アドレス」の意味・読み・例文・類語
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アドレス
〘名〙
[一] (address)
① 郵便物などに書く、あて先の所番地。eメールの
送り先の記号にもいう。
※
米欧回覧実記(1877)〈
久米邦武〉一「市店を過ぎ物品を買ふとき、評価定まれば、持届ける『アッドレス』を請ふ」
② あいさつの言葉、文章。
※修辞及華文(1879)〈菊池大麓訳〉序「今上に示す所の修辞の範囲に属すべき対言(アドレッス)の首たる種類を左に掲ぐ」
③
コンピュータの記憶装置の中の一語ごとにつけられた番号。番地。
[二] (addressing the ball の略)
ゴルフ用語。ボールの手前に
クラブを構えて、ねらいを定めること。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
アドレス
あどれす
address
所在地の意味であるが、コンピュータの世界では多様に使われている。メモリーのアドレスとは、メモリーの番地、すなわち、記憶装置の特定の場所をさす。IPアドレスとは、インターネットに接続された機器に与えられる数字で、その機器を特定するものである。IPアドレスの数字は現在8ビット(10進法で0~255)の4区分、計32ビットで表されているため、約40億個しか区別できず、インターネットの普及で、ほぼ限界に近づいている。そのため、次世代のインターネットでは128ビットに拡大される。メールアドレスは電子メールを使う人を特定するのに使われる。@(アットマーク)記号の後にメールサーバープログラムを特定するアドレスが置かれ、@記号の前にそのサーバーのユーザーを特定する記号が置かれる。ホームページアドレスは同様にWWW(ワールド・ワイド・ウェブworld wide web)のホームページが置かれているサーバーとその上のファイルを特定する。メールアドレスであることを示すには「mailto」、ホームページであることを示すには「http」が使われる。このように対象のアドレス(ロケーション)を一般的に示す統一方式をURL(Uniform Resource Locater)とよぶ。これらの記号で示されたアドレスはネームサーバーによってIPアドレスに翻訳され、ネットワーク上の所在が定められる。
[田村浩一郎]
32ビットのIPアドレスであるIPv4の後継バージョンとして、128ビットのIPv6が登場し、インターネットで利用されている。これにより、アドレス数はほぼ無限大にまで拡大した。
[編集部]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報
アドレス
コンピューターやネットワーク上の特定の場所を示す住所のこと。ネットワークに接続されているコンピューターやユーザー、デバイスを識別するためには、IPアドレスやメールアドレス、URLなどのアドレスが使われる。ハードウェアには、ハードディスクやメモリー、入出力ポートなどの位置にもアドレスが割り当てられている。またルーターや通信端末は、MACアドレスという固有の番号(ID)を持つ。
出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報
アドレス
宛名や住所のことです。インターネットでは、メールアドレスとウェブページアドレスの2種類の意味でよく使われています。ウェブページアドレスはURLとほぼ同じ意味ですが、URLの初めに付く「http://」の部分を略して「www.」などから表記を始めたものと考えてもよいでしょう。
⇨URL、メールアドレス
出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本」パソコンで困ったときに開く本について 情報
アドレス
スズキが製造・販売したスクータータイプのオートバイのシリーズ。1987年にアドレス50が発売。2006年のフルモデルチェンジに伴い、4ストロークエンジンが搭載された。排気量100、110、125ccのモデルもある。
出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報
アドレス
address
宛先のことで,コンピュータにおいて情報を転送する際の出所または行先を表わす表示。通常,記憶装置のなかで1語が占める特定の場所を指定するのに用いる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
アドレス
クラブを地面につけ、ボールに向かって打つ姿勢をとること。クラブを地面につけることが禁止されているバンカー内では、打つ姿勢をとった時点でアドレスに入ったとされる。
出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報