アヌラーダプラ遺跡(読み)アヌラーダプラいせき(英語表記)Anuradhapura

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アヌラーダプラ遺跡」の意味・わかりやすい解説

アヌラーダプラ遺跡
アヌラーダプラいせき
Anuradhapura

スリランカにおける最古の仏教遺跡。前5世紀頃から8世紀末までスリランカを支配していた王朝首都。遺跡はジャングルに埋もれていたが,1912年から発掘,整備された。遺跡のうち建築では,前 224年に造塔され,1842年修築されたトゥーパーラーマ・ダーガバ,前1世紀頃創建のアバヤギリ塔ルアンベリ塔,もと木造の9層の高楼で 1600本の柱だけが残る宮殿址など,また彫刻では 200年頃のルアンベリ塔前仏立像およびドゥッタ・ガーマニ王立像,2~3世紀頃のマハセーナ寺院半円石浮彫などが有名。 1982年世界遺産の文化遺産に登録。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android