アビシニア国際アフリカ人友好協会(読み)あびしにあこくさいあふりかじんゆうこうきょうかい

世界大百科事典(旧版)内のアビシニア国際アフリカ人友好協会の言及

【パン・アフリカニズム】より

…29年にはアフリカでの開催を計画してチュニス(当時はフランスの植民地)を候補地に選んだが,フランスに拒否されて果たさないうちに世界大恐慌が起こったため,それまで得てきた全米黒人向上協会(NAACP)の資金援助がとだえたこともあって,第2次世界大戦後まで会議運動は中断するにいたった。 しかしこの間,35年にイタリアのエチオピア侵略が起こると,在英アフリカ人,アフリカ系人によってエチオピア支援のためのアビシニア国際アフリカ人友好協会がロンドンに設立され,それを契機にパン・アフリカニズムは新たな広がりを見せはじめた。同協会の後をうけて,37年ロンドンに国際アフリカ人サービス・ビューローが設立され,文化的啓蒙活動を中心にパン・アフリカニズム志向の育成に努めた。…

※「アビシニア国際アフリカ人友好協会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android