アフリカ・マダガスカル高等教育評議会(読み)アフリカ・マダガスカルこうとうきょういくひょうぎかい

大学事典 の解説

アフリカ・マダガスカル高等教育評議会[仏]
アフリカ・マダガスカルこうとうきょういくひょうぎかい

1968年,アフリカマダガスカル・モーリシャス共同機構のメンバー国の首長が集まって設立され,19の仏語圏アフリカおよびインド洋の国々が参加している。おもな役割は,高等教育および研究に関してメンバー国間での情報の共有,連携である。メンバー国の教育大臣を中心とする高等教育,研究関連大臣委員会を最上部機関とし,その下に専門家委員会,総合諮問委員会,事務局がある。CAMESはメンバー国の多くの高等教育・研究機関および教員,研究員,管理職員の質保証のため,各種ワークショップを行い,1978~2011年の間に,CAMESが評価した教員のうち,8090名(69.91%)が専門能力と教授能力の基準に合格した。そのほかにも研究者の表彰などを行い,教育・研究の質向上に貢献している。また,アフリカ全域の高等教育の単位学位の互換性や質の質性を高めるため,2009年に設立されたアフリカ質保証ネットワークに参加するとともに,独自に専門家会合を行っている。
著者: 山田肖子

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

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