アブラハム[ナルボンヌ](英語表記)Abraham ben Isaac of Narbonne

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

アブラハム[ナルボンヌ]
Abraham ben Isaac of Narbonne

[生]1110頃.モンペリエ
[没]1179. ナルボンヌ
ラビ・アバドとしても知られるプロバンス地方のタルムード主義の中心的指導者。律法学の権威者の一人。イサク・メルバン・ハレビに師事し,のちにバルセロナで学ぶ。特にスペイン伝統をプロバンスに取入れ,フランス北部へ伝える重要な役割を果した。彼は多くの問答書を収集したが,いくつかのものは近年刊行されている。タルムードについての解説書もある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android