アヘロオス川(読み)アヘロオスがわ(英語表記)Potamós Akhelóos

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アヘロオス川」の意味・わかりやすい解説

アヘロオス川
アヘロオスがわ
Potamós Akhelóos

古代ギリシア語読みではアケロオス Achelōos。ギリシア西部を流れる川。全長 220kmで,北部のアリアクモン川に次ぐギリシア第2の川。ピンドス山脈中部に源を発し,山地を南南東流したのち平野に出,南南西に流れを変えて,イオニア海のパトライコス湾の入口に注ぐ。冬季に氾濫する下流部沿岸には肥沃湿原ができている。河口部にはシルト堆積により多数の小島が形成されており,水深がきわめて浅く,航行不能。アケロオスはギリシア神話などに代表的な河神の名として現れる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android