アヘンアルカロイド・アトロピン(読み)あへんあるかろいどあとろぴん

世界大百科事典(旧版)内のアヘンアルカロイド・アトロピンの言及

【アヘン(阿片)】より

…副作用としては,個人差が大きいが,頭痛,めまい,便秘,皮膚疾患,排尿障害などがある。日本薬局方には,アヘン末,塩酸アヘンアルカロイド,アヘンチンキのほか,去痰薬のトコン末と配合した鎮咳去痰薬として用いるアヘン・トコン散,気管支・唾液などの分泌を抑制し,心臓・胃腸などの機能も抑制するアトロピンあるいはスコポラミンを併用し,薬効の相乗作用を期するとともに副作用の軽減をねらったアヘンアルカロイド・アトロピンおよびアヘンアルカロイド・スコポラミン注射液などが記載されている。これら抗コリン作用薬の併用は,外科手術時の麻酔薬の量を減らし,精神的な安静,新陳代謝の抑制,分泌抑制による手術の安全と術後合併症の予防などを目的としている。…

※「アヘンアルカロイド・アトロピン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む