アベルノ湖(読み)アベルノこ(英語表記)Lago d'Averno

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アベルノ湖」の意味・わかりやすい解説

アベルノ湖
アベルノこ
Lago d'Averno

ラテン語はラクスアウェルヌス Lacus Avernus。イタリア南部,ナポリ西方約 15kmにある小さな火口湖標高 2m,最大水深 36m,周囲 3km。古代ギリシア植民者によってすでに知られ,立ちこめる火山性ガスのため飛ぶ鳥も落ちたといわれたことから,古代ローマにおいては地獄への入口と考えられていた (詩人ウェルギリウスなど) 。古代ローマの神殿浴場などの遺跡付近残存

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android