ペプチドは,一般に(a)の式で表されるが,このアミノ酸由来の構成単位(b)をアミノ酸残基という.アミノ酸そのものではなく,アミノ酸から水を除いた残りという意味.なお,Rはアミノ酸の側鎖(amino acid side chain)を表す.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
… タンパク質はアミノ酸が数十個から数千個,結合してできる。 +H3N・CHR1・COO-++H3N・CHR2・COO-+ ……++H3N・CHRn・COO- ―→+H3N・CHR1・CONH・CHR2・CONH・ ……・CONH・CHRn・COO-+(n-1)H2Oここでタンパク質中のアミノ酸の単位-NH・CHRi・CO-をアミノ酸残基,つなぎ目の部分-CONH-をペプチド結合という。またタンパク質内でのアミノ酸残基の順序をアミノ酸配列,順序を問わない各アミノ酸の量をアミノ酸組成という。…
…一般にタンパク質はプロリン残基(図1)を例外として,次のような構造式で表される。ここで,この式の左端はアミノ末端,右端はカルボキシル末端,-CO-NH-はペプチド結合,-NH-CHRi-CO-はアミノ酸残基,化学構造に注目したとき全体はポリペプチド鎖と呼ばれる。また,Riを側鎖,Ri以外の部分を主鎖,Riの結合する炭素原子をα炭素原子(Cα)という。…
※「アミノ酸残基」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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