アメヤ横丁(読み)あめやよこちょう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アメヤ横丁」の意味・わかりやすい解説

アメヤ横丁
あめやよこちょう

東京都台東区(たいとうく)の南西部、JR御徒町(おかちまち)駅と上野駅間のガード下西側一帯のマーケット街。アメ横ともよばれる。終戦直後の1946年(昭和21)ここに闇市(やみいち)や露店が開かれて活況を呈したが、当時飴屋(あめや)が多かったのでこの名が生まれた。その後、飴屋が菓子問屋、化粧品店になり、やがて万年筆香水時計などの高級輸入品を扱うまでになり、とくに年末の食料品、海産物の売り出しは東京の名物の一つともなっている。1983年(昭和58)北東端にモダンな地下2階、地上5階建てのアメ横センタービルがオープンし、現在は新旧のアメ横共存の形である。

[菊池万雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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