アヤメ属(読み)あやめぞく

世界大百科事典(旧版)内のアヤメ属の言及

【アヤメ】より

…花冠中央に直立した3枚の弁が内花被片で,その間から花弁様に3方に平開しているのは花柱枝で,先端部にめしべがある。おしべは花柱枝の内側にあり,その奥には蜜腺があって,虫が花柱の下へもぐりこむ際に花粉がこすりつけられるのが,アヤメをはじめアヤメ属の花のしくみである。アヤメは白花や通称三寸アヤメと呼ばれる矮性の白花,紫花が見られ,まれに筋入り,斑咲き,藤桃色や分枝するもの,内花被片が外花被片様になった6弁咲きもある。…

※「アヤメ属」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」