アラウシオ(英語表記)Arausio

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アラウシオ」の意味・わかりやすい解説

アラウシオ
Arausio

古代ローマの属州ガリア・ナルボネンシスの都市。現南フランスのオランジュキンブリ族の地で皇帝アウグスツス (在位前 27~後 14) のとき,第2ガリア軍団老兵植民市 (コロニア ) となる。劇場神殿凱旋門などの遺跡が残っている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のアラウシオの言及

【オランジュ】より

…ローヌ川左岸平野にあり,県都アビニョンの北方約20km,果樹栽培と果実加工業で知られる。現市名は古名アラウシオArausioに由来するが,これは先住民ガリア人の神名にもとづく。カエサルのガリア遠征によって,ローマ人の支配下に移った。…

※「アラウシオ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android