アラカシ(粗樫)(読み)アラカシ(英語表記)Quercus glauca

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アラカシ(粗樫)」の意味・わかりやすい解説

アラカシ(粗樫)
アラカシ
Quercus glauca

ブナ科常緑広葉樹で最も普通なカシの1種。アジア東部の暖温帯に広く分布する。本州四国九州山地や2次林に生じる。枝は太く暗褐色で,互生する葉は革質,長さ6~14cmの楕円形葉縁の上半部にあらい鋸歯がある。裏面はやや白色を帯び,10対前後の側脈が目立つ。秋に,長さ 2cmほどの小型のどんぐりがなる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android