アラシャン・オーロット(阿拉善額爾特)(読み)アラシャン・オーロット(英語表記)Alashayin Ögeled

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

アラシャン・オーロット(阿拉善額爾特)
アラシャン・オーロット
Alashayin Ögeled

中国,内モンゴル自治区,バヤン・ノール盟に遊牧する部族。1旗から成る。オイラート (瓦剌)ホシュート (和碩特) 部族の一派。もとシンチヤン (新疆) 北部に遊牧していたが,1676年ジュンガルガルダン (噶爾丹)がホシュートのオチルトゥ・チェチェン・ハンを撃破して捕虜にすると,オチルトゥの従弟バヤン・アブガイ・アユシの長子ホロリは1万戸余の部人を率いて甘粛の境外の草原に避難した。 86年ホロリは北京に来朝し,清の康煕帝から正式にアラシャンの牧地を承認され,次いで旗に編成され,1アイマク (愛馬克)をなした。これがアラシャン・オーロット旗の起源である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android