アラスカ[州](読み)アラスカ

百科事典マイペディア 「アラスカ[州]」の意味・わかりやすい解説

アラスカ[州]【アラスカ】

米国最大,最北端の州。略称Alas.,AK。カナダをはさみ48州とは離れて飛地になっている。北部にブルックス山脈,南部にアラスカ山脈がある。南東部,カナダ国境のセント・エライアス山を中心に氷河が発達している。中央部をユーコン川が西流する。中南部はタイガ,北部はツンドラ地帯。水産業,林業が主で,農業,パルプ工業が一部で行われ,石油資源はテキサスに次いで全米2位。各地に軍事基地がある。1784年ロシア人が植民,ロシア領。1867年当時の国務長官W.H.シューアードが交渉にあたり720万ドルで米国が購入。1880年金鉱が発見された。1912年準州に,1959年州に昇格。第2次大戦中はアレウト列島アッツ島,キスカ島が日本に占領された。1989年にはバルディズ近くでタンカーが座礁し,もれ出した多量の石油によって環境的,経済的に尽大な被害を受けた。先住民はエスキモーと南部森林地帯のアメリカ・インディアン。州都ジュノー。最大都市アンカレジ。172万3337km2。73万6732人(2014)。
→関連項目シベリア

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