アラビア石油[株](読み)アラビアせきゆ

百科事典マイペディア 「アラビア石油[株]」の意味・わかりやすい解説

アラビア石油[株]【アラビアせきゆ】

サウジアラビア(1957年),クウェート(1958年)両国から得た石油利権に基づき,1958年設立された日本最初の海外資源開発会社。両国政府も各10%を出資。1960年両国中立地帯沖合のカフジ油田1号井に成功,引き続き開発を進め1966年年産1700万klに達した。1968年同地北方のフート油田でも試掘に成功。1966年カフジに製油所を建設し,ナフサ,ディーゼル油,重油などを生産。2000年2月にカフジ油田の採掘権が期限切れとなるため日本・サウジアラビア両政府での交渉が続けられたが,合意に達せず失効した。クウェート政府から得ている2003年1月期限の採掘権は新契約を締結。2003年1月富士石油との経営統合により持ち株会社AOCホールディングスを設立。

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