アルクマイオン(哲学者、医者)(読み)あるくまいおん(英語表記)Alkmaiōn

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

アルクマイオン(哲学者、医者)
あるくまいおん
Alkmaiōn

生没年不詳。紀元前500年ごろのギリシア哲学者医者クロトン出身ピタゴラスの医学説をもっともよく継承し、ギリシアで最初医学書を著した人と考えられている。四体液説を唱え、四液の調和が保たれているとき人は健康であり、平衡が崩れるとき病気がおこるとした。解剖を試みたとされているが、動物を剖検するにとどまり、人体解剖は行わなかったと考えられる。

[大鳥蘭三郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android