世界大百科事典(旧版)内のアルコール離脱痙攣発作の言及
【アルコール中毒】より
…まれに1週間以上も譫妄がひきつづくが,多くは3~4日で回復する。アルコール離脱痙攣発作とは飲酒を突然中断した後48時間以内に強直性‐間代性の痙攣発作を起こす場合のことで,過去にはアルコール癲癇と呼ばれ,癲癇の一亜型に考えられていたが,今日では離脱時にのみみられ,一次性癲癇とは異なるとされるに至った。アルコール幻覚症とは,飲酒していないときに,意識混濁が認められないのに,しばしば複数の人の会話や自分を呼ぶ人声などの幻聴が現れる現象である。…
※「アルコール離脱痙攣発作」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」