アレレンギュオン制度(読み)アレレンギュオンせいど(英語表記)Allēlengyon; the system of Allelengyon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アレレンギュオン制度」の意味・わかりやすい解説

アレレンギュオン制度
アレレンギュオンせいど
Allēlengyon; the system of Allelengyon

ビザンチン帝国の納税制度名称 (相互に allēlōnと保証する者 engyosより成る合成語) 。7世紀以来のもので,納税者は個人単位ではなく,村単位で把握され,納税額もまた個人単位ではなく,村単位で査定された。そのため割当てられた税額の支払い不能者の分も村人全員が保証し,これに代って支払うことを義務づけられた制度。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android