アングル・ヌック(英語表記)angle nook

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アングル・ヌック」の意味・わかりやすい解説

アングル・ヌック
angle nook

建築用語。中世スコットランドの石造住宅で壁面から外に突出する形の暖炉を造り,その側方に設けた腰掛け部分をさす。炉火 Ingle (スコットランド語) に由来する言葉で,イングル・ヌーク Ingle neukとも呼ぶ。くぼみ (アルコーブ) を室内に向けて開けることにより,付属的で親しみやすい空間が生れる。ウェールズ地方でも普及した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android