アンズ(杏)(読み)アンズ

百科事典マイペディア 「アンズ(杏)」の意味・わかりやすい解説

アンズ(杏)【アンズ】

バラ科の落葉小高木。東アジア原産。日本には,古く中国より渡来し栽培された。全国的に分布しているが,主産地長野。3〜4月,スモモよりやや大きな紅紫色の花を枝いっぱいにつける。果実は6〜7月に収穫生食用品種は少なく,多くは加工用品種。種子薬用杏仁(きょうにん)水)。アプリコットともいう。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンズ(杏)」の意味・わかりやすい解説

アンズ(杏)
アンズ
Prunus armeniaca; apricot

バラ科の落葉高木。中国原産で,広く果樹として栽培され,カラモモの別名がある。葉,花ともにウメに似ているが,花期はやや遅く花色淡紅色である。果実は長さ3~6cmの楕円形で赤黄色,橙黄色,レモン色などに熟する。生でも食べるが,ジャム缶詰に加工する。種子から局方生薬の杏仁をとる。

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