アンタイル(英語表記)Antheil, George

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンタイル」の意味・わかりやすい解説

アンタイル
Antheil, George

[生]1900.7.8. ニュージャージートレントン
[没]1959.2.12. ニューヨーク
ポーランド系のアメリカのピアニスト,作曲家。フィラデルフィア音楽院に学び,のちに E.ブロッホに師事。 1920年代にはピアニストとしてヨーロッパを旅行,パリでストラビンスキー交友。ベルリン初演の"Zingareska" (1921) にはジャズの要素を導入するなど,前衛的作品を発表。『バレエ・メカニック』 (24) は,木琴,電鈴,自動車の警笛,飛行機のプロペラ打楽器,自動ピアノ,10台のピアノという編成で書かれ,第1次世界大戦後の打楽器主義の先駆をなす。 1936年以降はハリウッドに移住,映画音楽を作曲するなど,次第に温和な作風になった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android