アントニヌス長城(読み)アントニヌスちょうじょう(英語表記)Limes Antoninus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アントニヌス長城」の意味・わかりやすい解説

アントニヌス長城
アントニヌスちょうじょう
Limes Antoninus

古代ローマの属州ブリタニア北部に築かれたローマ帝国国境の長城アントニヌス・ピウス帝治下の 142年に建設された。クライド川フォース湾を結び,全長 58.5km,幅 4.5m,高さ約 3m。長城に沿って軍道が敷かれ,19の砦が約 3kmごとに設けられた。 196年ローマ軍はこの長城を放棄した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android