イアンボス(読み)いあんぼす

世界大百科事典(旧版)内のイアンボスの言及

【韻律】より


[音歩metre,または詩の足foot]
 音歩(音脚ともいう)は詩歌の音律的単位をなす音群であって,音楽の小節barに相応し,音声の長短,強弱,高低を総合する時間的の単位である。ギリシア,ラテンなどの詩学では(ダクテュロスdaktylos),(スポンデイオスspondeios),(アナパイストスanapaistos),(トロカイオスtrochaios),(イアンボスiambos)のような長短のシラブルの配列から音歩が生ずると考えられた。イギリスの詩学では××(ダクティルdactyl),(スポンディーspondee),××(アナピーストanapæst),×(トロキーtrochee),×(アイアンバスiambus)などの強弱のシラブルの配列によって音歩が生ずると考えられた。…

※「イアンボス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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