イオウイロハシリグモ(英語表記)Dolomedes sulfureus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イオウイロハシリグモ」の意味・わかりやすい解説

イオウイロハシリグモ
Dolomedes sulfureus

クモ綱クモ目キシダグモ科。雌の体長 2cm前後,雄は約 1.5cm。名前のとおり濃い黄色 (硫黄色) をした個体が多いが,頭胸部と腹部上面に黒褐色の太い条があって別種のようにみえる変異型もある。幼生は淡黄褐色をしている。山野草間地上を走り,葉の上で獲物待伏せてがんじょうな歩脚で捕える。昆虫のほか,カエルなどの小動物を食べることもある。日本全国に分布する。ハシリグモ類のなかで最も普通で,水田や都市の公園の草むらにもみられる。 (→キシダグモ , ハシリグモ )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

小学館の図鑑NEO[新版]昆虫 「イオウイロハシリグモ」の解説

イオウイロハシリグモ
学名:Dolomedes sulfureus

種名 / イオウイロハシリグモ
解説 / 草むらを走り回ってえものをとらえます。
目名科名 / クモ綱∥クモ目|キシダグモ科
体の大きさ / ♀20~25mm、♂15~20mm
分布 / 北海道~南西諸島
成虫出現期 / 7~10月

出典 小学館の図鑑NEO[新版]昆虫小学館の図鑑NEO[新版]昆虫について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android