イスラーム諸国会議機構(OIC)(英語表記)Organization of the Islamic Countries

山川 世界史小辞典 改訂新版 の解説

イスラーム諸国会議機構(OIC)(イスラームしょこくかいぎきこう)
Organization of the Islamic Countries

1969年,中東における対立激化に伴いサウジアラビアなどのイニシアティヴで設立されたイスラーム諸国による国際機関。加盟各国間の協力拡大や連帯強化を目的とする。2003年現在57カ国が参加する。事務局はサウジアラビアのジェッダだが,イェルサレムが解放されたのちはイェルサレムに移動する。3年に1度加盟国の持ち回りで首脳会議が開催される。イスラーム開発銀行,イスラーム商工会議所などの下部組織を持つ。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

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