イソジン(読み)いそじん

知恵蔵mini 「イソジン」の解説

イソジン

殺菌・消毒作用をもつポビドンヨード主成分とした株式会社明治による医薬品ブランド名。うがい薬手指の殺菌消毒薬傷薬などがある。米国系製薬会社のムンディファーマがポビドンヨードを開発し、1961年に明治製菓株式会社(当時)がムンディファーマと技術提携し医療用の殺菌消毒剤として売り出した。83年には一般用医薬品のうがい薬を販売開始し、85年にテレビCMで登場した商品キャラクターの「カバくん」と共に広まった。ピークの2001年には売上高は約100億円となったが、その後半分以下にまで低迷。16年4月より、塩野義製薬株式会社が販売することになった。

(2015-12-14)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

デジタル大辞泉プラス 「イソジン」の解説

イソジン

薬剤のブランド。ポビドンヨードを主成分とし、うがい薬や消毒薬などがある。アメリカの製薬会社、ムンディファーマの商標。日本国内では長らく明治ホールディングスが販売を手がけてきたが、2016年3月をもって契約解消。同年4月より、塩野義製薬が販売を引き継ぐ。

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