イタリア講和条約

山川 世界史小辞典 改訂新版 「イタリア講和条約」の解説

イタリア講和条約(イタリアこうわじょうやく)

第二次世界大戦で敗北し,1943年9月連合国に無条件降伏したイタリアと連合国側との講和条約講和会議は46年から翌年にかけてパリで開催され,フランスおよびユーゴスラヴィアとの国境線を修正し,トリエステ自由地域とすること,ドデカネス諸島ギリシアに割譲し,すべてのアフリカ植民地を放棄することなどを定めた。この条約案は,47年9月に発効した。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android