イドンナップ岳(読み)いどんなつぷだけ

日本歴史地名大系 「イドンナップ岳」の解説

イドンナップ岳
いどんなつぷだけ

新冠町と静内しずない町の境界にある山。北部日高山脈の一山で、南北に走る同山脈の主稜から南西方に張出した尾根上にある。主稜線からは一〇キロほど離れていることから、頂上からは幌尻ぽろしり岳をはじめとする日高山脈主稜線上の山々の展望がよい。標高一七五二メートル。山名静内川水系シュンベツ(春別)川の支流イドンナップ川の水源にあたることによる(静内町史)地質は日高混成岩が主体。当山のある尾根は小さな起伏をもつ長大な稜線で、この稜線の南西端にあたる標高一六六七メートルのピークは新冠市街からも遠望でき、新冠富士の名で知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android