旺文社世界史事典 三訂版 「イブン=サウード」の解説
イブン=サウード
Ibn Sa‘ūd
サウジアラビア王国の建国者。初代国王(在位1932〜53)
アラビア半島東部(ネジド)の王家に生まれ,10歳で王家滅亡のため,以後10年間放浪の悲運にあった。第一次世界大戦でイギリスと結び,戦後メッカを占領し,1926年ヒジャーズ−ネジド王国を建設,32年サウジアラビアと改称。強大な独裁権力で半島のほぼ全域を掌握し,近代化を進める一方,親米政策のもとで石油開発を行い,財政強化をはかった。
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