イブン=ハルドゥーン(英語表記)Ibn Khaldūn

旺文社世界史事典 三訂版 「イブン=ハルドゥーン」の解説

イブン=ハルドゥーン
Ibn Khaldūn

1332〜1406
イスラーム世界最高の歴史哲学者
チュニス生まれのアラビア人で,グラナダのナスル朝ほか諸王朝に仕えた。1401年当時仕えていたエジプトマムルーク朝の軍に従ってティムール軍と戦い,ダマスクスで捕虜となった。ティムールにその学識を称賛されて釈放され,カイロ余生を送り,遊牧民定住民交替の中に歴史の発展法則をとらえた『実例の書』を著した。特にその序説が『世界史序説』として有名。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

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