イブン・アサーキル(英語表記)Ibn `Asākir

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イブン・アサーキル」の意味・わかりやすい解説

イブン・アサーキル
Ibn `Asākir

[生]1105. ダマスカス
[没]1176.1.25. ダマスカス
アラブの歴史家。 11世紀から 13世紀にかけて,ダマスカスで政治や学問上の要人を出したアサーキル家の一員ムハンマド言行に関する伝承を求めてイラクホラーサーンジャジーラを旅行し,1154年からはザンギー朝ヌール・ウッディーンの保護を受けて著作に専念し,数多くの著書を残した。主著は『ダマスカス史』 Ta'rīkh Madīna Dimashq。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android