イボバッタ(読み)いぼばった

日本大百科全書(ニッポニカ) 「イボバッタ」の意味・わかりやすい解説

イボバッタ
いぼばった / 疣蝗
[学] Trilophidia annulata

昆虫綱直翅(ちょくし)目バッタ科に属する昆虫。体の前胸背板にある凹凸がいぼのようにみえるので、この名がある。本州中部以南、東南アジアに分布し、山野にすむ。体長は雌23ミリメートル、雄18ミリメートル内外。乾いた土の色をしたバッタで、乾燥した地上にすむ。体と背地がほとんど同色のため、飛ばないとみつけにくい。成虫は夏から秋に出現し、草食性である。

[山崎柄根]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

小学館の図鑑NEO[新版]昆虫 「イボバッタ」の解説

イボバッタ
学名:Trilophidia japonica

種名 / イボバッタ
解説 / あれ地に多く見られます。
目名科名 / バッタ目|バッタ科
体の大きさ / ♂24mm、♀35mm
分布 / 本州~南西諸島
成虫出現期 / 7~11月

出典 小学館の図鑑NEO[新版]昆虫小学館の図鑑NEO[新版]昆虫について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android