イモサルハムシ(読み)いもさるはむし

日本大百科全書(ニッポニカ) 「イモサルハムシ」の意味・わかりやすい解説

イモサルハムシ
いもさるはむし / 芋猿金花虫
[学] Colasposoma dauricum

昆虫綱甲虫目ハムシ科に属する昆虫。本州四国、九州および朝鮮半島東シベリア、中国北部に分布する。体長6ミリメートル内外。黒くて丸みがあり、背面は暗銅、青、緑色に光る。成虫は5月末ごろ現れ、サツマイモヒルガオなどの葉を食べる。卵は盛夏のころ土中に産み付けるらしく、幼虫はサツマイモなどの根を食べて育ち、サツマイモのいもに食い入るので害虫とされる。琉球(りゅうきゅう)諸島にはオキナワイモサルハムシがいる。

[中根猛彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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